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堂宮コラム

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水で乾く木材2011.05.16

 

今日の木造住宅に使用する木材は、

人工乾燥や浸透溶剤により割れにくくした木材を

使用することが多いようです。

しかし、昔の木材は丸太のまま池などにつけて

水養生(樹液と水が入れ替わるまで数年間)してから

製材をしておりました。

水養生しない丸太で製材した木材は

油分を多く含んだ樹液により

なかなか乾燥しないのですが、

水養生した丸太で製材した木材は、

含まれるのがほとんど水分のためすぐ乾燥します。

白蟻の多い沖縄では、昔は白蟻に弱い琉球松を

海につけて水養生することにより、

木材に塩分を含ませ、白蟻に耐性を持たしてから

使用していたとのことです。