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斗組の木割2017.05.01
社寺建築の本などに標準的な斗組の木割(比率)の割り付けが紹介されていますが、
それをそのまま引用すると一般的で無難な御堂になってしまいます。
もっと力強さや躍動感を表現したいのであれば斗組の木割(比率)を変える事だけでも可能です。
例えば大斗から上の比率を大きくすればボリューム感が増し、斗高の比率を小さくすれば
肘木が大きく見え力強さが出ます。
又、舟肘木(枠肘木)を少し長くする事により躍動感を表現できます。
但し、これらは全ての木割を十分理解した上で行わなわないと、
バランスの悪い御堂となりますので注意が必要です。