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ガウディと寺社建築2011.10.11
アントニ・ガウディは、世界遺産に登録されているコロニア・グエル教会地下聖堂や
サクラダファミリア教会等を設計した建築家です。
彼はこれらの教会の天にのぼるような塔の曲線を作るのに、
天井から吊るした紐に重りをつけ、重力に逆らわない自然の曲線を探す手法を
考案したと言われています。
しかし日本にはそれより数百年前から自然の曲線を出すのに宮大工や寺社の瓦葺師の間で
秘伝として受け継がれている『糸だるみ』という方法があります。
寺院や神社に見られる曲線の美しさはこの『糸だるみ』を用いて作られているのです。
西洋建築と日本建築・・・曲線の美しさを追求した結果、同じ方法に辿り着いたと
言えるのではないでしょうか?